2013.04.09

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MISIAによる楽曲解説「太陽のマライカ」「太陽の地図」

MISIA楽曲解説「太陽のマライカ」
キベラスラムの学校に通う子どもたちと過ごした時、私は子どもたちの笑顔にどんどん引き込まれていきました。それと同時に、彼らがあじわってきた悲しい現実を突きつけられることになりました。お金のために売られ、過酷な労働、性的虐待・・・親がみつけ買い戻された子どももいれば、逃げ出せたとしてもまた身内に売られてしまう子どももいる現実。計り知れないほどの心の痛みをかかえた子供たちが、ここには本当にいるのです。そして、そんな彼らの輝いた笑顔を心から愛おしいと思いました。その想いが「太陽のマライカ」を生んだのです。詞も曲もその場で考えました。こんなことは初めての経験でした。子どもたちの前でも歌った後に、この詞の内容を教えてほしいと聞かれました。“また会いたいから この空を超える”・・・それはまるで、私と子どもたちがそっと交わした約束のようでした(会報誌No.36より抜粋)。

MISIA楽曲解説「太陽の地図」
当初、GOMIさんがNYに発つ予定の日に飛行機に乗れず、「Shusui君、GOMIです。実は明日も東京にいることになったので、一緒に作業しませんか?」と連絡をしてきてくれたんです。その翌日、初めて二人で作った楽曲が「太陽の地図」。GOMIさんがこの日NYに旅立たなかったのは、きっと、「太陽の地図」がうまれるための“運命の悪戯”だったんじゃないですかね(笑)。このメロディは一瞬にして、空から舞い降りてきました。ベーシックのメロディを東京の僕のスタジオで作り、細かいアレンジはNYのGOMIさんのスタジオで詰めていただきました。東京↔NY間を、電話やメールで、何度も何度もやりとりしたんです。そして、最後に、MISIAさんが爽やかな朝にピッタリの素晴らしい歌詞を書いてくださったんです。夢のようなコラボは、こうして結実したんですね(会報誌No.39のミュージシャンShusuiさんインタヴューより抜粋)。