2013.03.29

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MISIAによる楽曲解説「冬のエトランジェ」「SNOW SONG」

MISIA楽曲解説「冬のエトランジェ」
GLAYのTAKUROさんに作詞/作曲していただいたこの曲は、冬の景色が見えるようなメロディに、すごい引力があって。この曲は歌詞が本当にせつなくて、悲しくて、刹那的で・・・それは自分のど部分に当てはめたらいいのいか、そこにどうやって入っていけばいいのか、最初はすごく悩みました。映画「海猫」とメロディと歌詞、いろんな方向から探っていったとき、これはせつない歌だけど、悲しみで終わる歌じゃないんだ、愛することに情熱的な歌なんだ、と突然理解できたんです。“これだっ”とわかった後は、とても素直に歌うことができました(会報誌No.26より抜粋)。

MISIA楽曲解説「SNOW SONG」
リリックは2003年1月1日に書いた詞がもとになっています。私はこの日、北海道にいました。2002年のカウントダウンライヴが札幌ドームで行われたからです。初めてのドームライヴ、そして白銀の世界。私にとっては忘れられない年明けになりました。移動中の車の中から、凍った窓をこすって眺めた雪は、言葉をのみこんでしまうくらい、静かで幻想的でした。人は感動した景色を誰かに見せたいと思ったとき、空をみつめてしまうような気がします。空は誰の空にも続いているから。そして人はまた悲しい時、幸せな時、心が動いたいろいろな瞬間、夜空を見上げるような気がします。夜空の光は、頬や瞼や唇にやさしいから。「SNOW SONG」は、そんな想いを歌詞にしてみました(会報誌No.22より抜粋)。