ALBUM

SOUL QUEST

2011.7.27 RELEASE
BVCL-233~234 初回盤:特典CD付
BVCL-235 通常盤

MISIAの10枚目のオリジナルアルバム。ドラマ主題歌「記憶」、COP10オフィシャルソング「LIFE IN HARMONY」、東日本大震災復興応援メッセージソング「明日へ」など全11曲を収録。愛と希望に満ちた聴きごたえのあるアルバム。初回盤は、特典CD「”77 Minutes Of MISIA” Mixed By MURO」との2枚組。

Tracklist

1. SOUL QUEST OVERTURE
2. THIS IS ME
3. EDGE OF THIS WORLD
4. 素晴らしいもの探しに行こう(feat. MURO)
5. 記憶
6. 雨のソナタ
7. 君には嘘をつけない
8. 真夏のカメレオン
9. MAWARE MAWARE (feat. M2J+FRANCIS JOCKY)
10 .LIFE IN HARMONY
11. 明日へ
12. Can’t Take My Eyes Off Of You (SOUL QUEST Extended Ver.) (iTunes Store限定予約特典)

[特典CD:”77 Minutes Of MISIA” Mixed By MURO] (初回限定盤のみ)
1. 素晴らしいもの探しに行こう (feat. MURO)
2. Yes Forever (MURO’s “PROMO” Mix)
3. つつみ込むように… (DJ WATARAI REMIX featuring MURO)
4. BELIEVE (DJ WATARAI REMIX)
5. ESCAPE (DJ WATARAI REMIX)
6. 真夏のカメレオン (DUB MIX)
7. 陽のあたる場所 (ORIGINAL MIX)
8. KEY OF LOVE〜愛の行方〜 (ACOUSTIC CRAB SOUL MIX)
9. THIS IS ME
10. CATCH THE RAINBOW (GOMI’S OLD SCHOOL MIX)
11. SWEET PAIN (FRANCOIS K. REMIX)
12. sweetness (SATOSHI TOMIIE SWEETER 12″ MIX)
13. INTO THE LIGHT (DAVID SUSSMAN’S MIX)
14. Everything (JUNIOR+GOMI CLUB EXTENDED MIX)
15. 太陽の地図 (Gomi’s Vajra Mix)
16. 少しずつ 大切に (Gomi’s The World Is Waiting For A Change Mix)
17. LIFE IN HARMONY (GOMI’S LOVE & HARMONY MIX)
18. 星のように… (GOMI’S ULTRA LEGEND MIX)
19. MAWARE MAWARE (GOMI’S TRIBAL MIX〜GOMI’S LAIR CLUB REMIX)
20. Can’t Take My Eyes Off Of You (Extended Version)

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ALBUM

SOUL QUEST

2011.7.27 RELEASE
BVCL-233~234 初回盤:特典CD付
BVCL-235 通常盤

MISIAの10枚目のオリジナルアルバム。ドラマ主題歌「記憶」、COP10オフィシャルソング「LIFE IN HARMONY」、東日本大震災復興応援メッセージソング「明日へ」など全11曲を収録。愛と希望に満ちた聴きごたえのあるアルバム。初回盤は、特典CD「”77 Minutes Of MISIA” Mixed By MURO」との2枚組。

「SOUL QUEST OVERTURE」 (インスト)
作曲:鷺巣詩郎


「THIS IS ME」

作詞:MISIA・Mike Wyzgowski、作曲:鷺巣詩郎

緊張と躍動がぶつかり合う4つ打ちのダンストラックをバックに、MISIAが“最高のソウルを描きたい”と歌う、聴き手の気持ちを奮い立たせる力強い楽曲。“自分が描きたい自分”が表現されている。


「EDGE OF THIS WORLD」

作詞:MISIA、作曲:Sinkiroh

アニメ映画「いばらの王 -King of Thorn-」主題歌
ストリングスが響く壮大なバラード調から4つ打ちハウスダンストラックに乗せて、MISIAが“世界の果てまで”届くようにと普遍の愛を歌う壮大なラブソング。

「素晴らしいもの探しに行こう」 (feat. MURO)
作詞:MISIA・MURO、作曲:JP

「秘密のケンミンSHOW」エンディングテーマ
MUROがラップで参加した、グルーヴィーなR&Bチューン。ポジティブな歌詞に元気をもらえる。


「記憶」

作詞:MISIA・松井五郎、作曲:BZ4U

ドラマ「遺留捜査」主題歌
鷺巣詩郎がプロデュースを担当し、MISIAならではの力強い歌声が心を打つ壮大なバラード曲。儚くもどこか温もりを感じさせるドラマの世界観を盛り上げる。


「雨のソナタ」

作詞・作曲:MISIA・JP

P&G「h&s」CMソング
雨音のようなピアノの音が際立つバラードチューン。伸びやかなヴォーカルが包み込むようなラブソング。


「君には嘘をつけない」

作詞:hinata、作曲:Joi

外為ジャパンCMソング
アコースティックサウンドと重厚なバンドサウンドで曲の重みがぐっと伝わる、じっくりと聴かせる切ないラブバラード。


「真夏のカメレオン」

作詞:MISIA、作曲:JP・MISIA

「秘密のケンミンSHOW」エンディングテーマ
グルーヴィーなサウンドに乗せて、カメレオンのように姿を変えてずっといっしょにいたいと伸びやかに歌うポップな恋愛ソング。


「MAWARE MAWARE」
(feat. M2J+FRANCIS JOCKY)
作詞:MISIA・JP、作曲:JP

2010 FIFA ワールドカップ公式アルバムアジア代表ソング
アフリカンリズムのサウンドにメッセージ性の強い歌詞が印象的な楽曲。M2J、FRANCIS JOCKYとのコラボレーション。2010年FIFAワールドカップの公式アルバム「Listen Up! The Official 2010 FIFA World Cup Album」にアジアからの唯一の楽曲として収録された世界デビュー曲。


「LIFE IN HARMONY」

作詞:MISIA、作曲:yellowRubato

COP10(生物多様性条約第10回締約国会議)オフィシャルソング
デイヴィッド・フォスターがプロデュースした、生物多様性をテーマとした壮大なミディアムバラード。悠久な時の流れと雄大な生命力を感じる。MISIAの伸びやかに響くヴォーカルが胸に染みる。


「明日へ」

作詞:MISIA、作曲:松本俊明

東日本大震災復興応援メッセージソング、「つながろう!ニッポン 〜テレビが伝えたこと〜」エンディングテーマ
MISIA×松本俊明の「Everything」コンビで制作された壮大なミディアムバラード。“明日へ向かうことが未来への一歩”という強い想いが伝わってくる。ラストのロングトーンは圧倒的。


Can’t Take My Eyes Off Of You (SOUL QUEST Extended Ver.) (カバー) (iTunes Store限定予約特典)
作詞・作曲:Bob Crewe・Bob Gaudio

フジテレビ「FNNスーパーニュース」テーマソング(2012年)
世界中で愛されているBoys Town Gangの名曲のカバー(オリジナルはFrankie Valli)。邦題「君の瞳に恋してる」でも知られている。

 

LINER NOTES

1998年のデビューから今年でキャリア13年目を迎えたMISIA。美しき希代のソングバードは、2009年の前作『JUST BALLADE』リリース以降、突き動かされるかのようにライヴを通じて歌を届ける日々を過ごしていた。自身最長の全45公演からなる「星空のライヴV Just Ballade」ツアーと地球上の全てのいのちの繋がりをテーマにした全6公演の「星空のライヴⅥ Encore 2010 International year of biodiversity」。昨秋のファン・クラブ・ツアー「SUPPORTERS ENERGY 2010」に今年2月にスタートし、現在進行形の「THE TOUR OF MISIA JAPAN SOUL QUEST」ツアー。今年年末までに100本以上のライヴが過ぎてはやってくる、そんな状況下で新作の制作は始まった。最初に完成した映画『いばらの王 -King of Thorn』主題歌「EDGE OF THIS WORLD」は、バラード・アルバムであった前作からスピン・アウトし、現在のMISIAとの橋渡しとなる1曲。この曲は、ソウル、R&Bを内包しながら、MISIAの振り切れた感情をトレースするかのような、アップリフティングなダンス・トラックとなっている。

「音楽って、例えば、誰かとつながりたいという思いだったり、今の自分が思っていることや願っていることが自然に表れるものだと思うんですね。だから、この1年8ヶ月の間に行った社会貢献活動を通じて音楽が生まれたり、ライヴを行ったりしながら、感じたこと、願ったこと、出会った人、その糸が音楽のなかで一つになったことで、今回のアルバム『SOUL QUEST』は完成したんだと思います」

近年、社会貢献活動を積極的に行ってきたMISIA。アフリカに溢れる音楽や子供たち、自然や文化に対するリスペクトから2008年の「Africa Benefit Live Yokohama」への参加や途上国の子供の支援活動を行うプロジェクト「Child AFRICA」を開始。そうした活動が引き寄せるかのように、MISIAのもとには南アフリカで開催された2010FIFAワールド・カップのオフィシャル・アルバムへの参加オファーが舞い込んだ。そのために彼女は、ヒップホップ・アーティストのMUROと新作のキー・パーソンであるハワイ出身の新たな才能、JPからなるクリエイティヴ・ユニット、M2Jと共に「MAWARE MAWARE」の制作に入る。完成したアフロ・ダンス・トラックは生命の原点やソウル・ミュージックのアフリカ回帰、サッカーボールが転がるイメージから発想した「MAWARE」というフレーズがスワヒリ語でも「回る」という意味であることが判明するなど、いくつかの偶然が青空のもと陽光差す楽曲をさらに華やかに彩った。  さらに、南アフリカでのライヴを終えた彼女は昨年3月に国連の生物多様性条約第10回締結国会議、COP10の名誉大使に任命され、9月に国連総会にてスピーチを行ったが、そのCOP10オフィシャル・ソング「LIFE IN HARMONY」ではデイヴィッド・フォスターとのコラボレーションを果たした。マイケル・ジャクソンやマドンナ、ホイットニー・ヒューストンらの名曲の数々を手がけ、全世界で5億枚のセールスを上げている世界ナンバー・ワン・プロデューサーとの最高峰のコラボレーションは、風や花、雨や大地、鳥や子供たちといった生命の息吹を、彼女の言葉と歌声を通じてアフリカを想起させる理想郷の美しい風景へと昇華。一本の長編映画が凝縮されているかのようなストーリーの躍動感は、このアルバムの一つのハイライトである。

そして、2011年正月には「THE GLORY DAY」ほか数々の名曲を共に生み出してきた鷺巣詩郎氏から入魂の楽曲が到着。空前の200近い膨大なトラック、過去作のイメージを覆すプログレッシヴなまでの力強さと圧倒的な高揚感にMISIAは共鳴。「THIS IS ME」 と題された1曲に自分らしくあろうというメッセージを注ぎ込んだ。そして、この曲に後押しされるかのように、アルバム完成に先駆けて今年の2月から「THE TOUR OF MISIA JAPAN SOUL QUEST」はスタートした。しかし、3月11日に起きた東日本大震災によって、3公演が中止。音楽の存在意義さえ、その根底から問われる状況下で、彼女は過去に戻っていく自分の思いに気付く。そして、改めて未来に向けて歌っていくことの大切さや願い、今に迷っている人への思いを「明日へ」に托し、ピアノとベースのシンプルな演奏のなかでまっすぐに歌い上げた。また、テレビ・ドラマ「遺留捜査」主題歌に起用された5月リリースのシングル「記憶」は震災前に作られたMISIAならではの壮大なバラードだ。豊潤なストリングスをまとい、やさしい記憶を取り戻し、未来を作っていこうという彼女の願いが震災後の心境と図らずもリンクし、彼女にとって特別な曲となった。

そして完成したニュー・アルバム『SOUL QUEST』は上記でご紹介したように、制作過程そのものが「魂の探求」を意味する作品を物語っている。歌詞の内容を踏まえるとアルバムのタイトル・トラックと考えてよさそうな明度の高いR&Bチューン「素晴らしいものを探しにいこう」でも歌われているように、魂の探求、決して楽しいことばかりではないその途上で自然の豊かさや長い歴史のなかで積み上げられてきた人間の英知、あるいは人と人のつながりがもたらす笑顔と出会ったMISIA。それらを未来の歩みへと変えていこうというポジティヴな思いは作品の通奏低音となって、作品全体を心のなかでシンフォニックに響かせる。彼女にとって通算10作目となる節目のアルバムは、しかも、この作品で終わることなく、音楽と共にあるMISIAと彼女と共にあるリスナーをつなぎながら、これから先もずっとずっと続いていく。

小野田雄