SINGLE

恋は終わらないずっと

BVCL-341 / 2012.6.20 /¥1,234(税込)
オトナ三人の恋を美しく、狂おしく描いたドラマ「はつ恋」のためにMISIAが書き下ろしたはつ恋歌
MISIAの26枚目になるシングル「恋は終わらないずっと」。今シングルは木村佳乃さん主演のNHKドラマ10「はつ恋」の主題歌に決定!脚本家の中園ミホさんとは、ドラマ「やまとなでしこ」(主題歌MISIA「Everything」)で共演して以来12年ぶりのタッグ。

Tracklist

1. 恋は終わらないずっと
2. 百年愛
3. 恋は終わらないずっと(Acoustic Version)
4. Ribbon In The Sky(Gomi’s Lair Club Remix)

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SINGLE

恋は終わらないずっと

BVCL-341 / 2012.6.20 /¥1,234(税込)
オトナ三人の恋を美しく、狂おしく描いたドラマ「はつ恋」のためにMISIAが書き下ろしたはつ恋歌
MISIAの26枚目になるシングル「恋は終わらないずっと」。今シングルは木村佳乃さん主演のNHKドラマ10「はつ恋」の主題歌に決定!脚本家の中園ミホさんとは、ドラマ「やまとなでしこ」(主題歌MISIA「Everything」)で共演して以来12年ぶりのタッグ。

[FROM MISIA]
人生の中で何度も思い出し影響を与える恋は、たとえその人と離ればなれになったとしても、共に生きていくものだと感じます。脚本を読んで、そんな切なくて強い思いである”終わらない恋”を歌にしました。この歌がドラマと、そしてたくさんの恋と共鳴していきますよう願い歌いました。

NHKドラマ10「はつ恋」主題歌

脚本:中山ミホ 出演:木村佳乃、青木崇高、伊原剛志
NHKドラマ10「はつ恋」オフィシャルサイト

LINER NOTES

バラード・イヤーが、いよいよピークを迎える

「“オトナのはつ恋”をテーマに曲をつくり始めようと思ったとき、言葉としていちばん初めに生まれてきたのは、『さよならは言わない 恋は終わらない ずっと』というフレーズだったんです」――。新曲「恋は終わらないずっと」について、MISIAは開口一番にそう話してくれた。古今東西、<はつ恋>をテーマにした文学作品や映画は数あるものの、「はつ恋は実らないもの」、もしくは「実は恋ではなく、憧れだった」という視点で描かれることのほうが圧倒的だが、MISIAの思う「はつ恋」はそれとはかなり違う。
 「友達と話してみても、はつ恋の定義って本当に人それぞれだったんですけど、私の思うはつ恋は『人生のなかで初めて恋しくて泣きたくなってしまった恋』。誰かを好きでたまらなくて泣きたくなる、もしくは泣いてしまった……いくつになって経験した恋愛でも、泣きたくなるほど恋しいということを教えてくれた相手は、はつ恋のひとと呼べるんじゃないかなあと思ったんです。
 たとえばその恋が実らなくて、その人と実際には一緒に居なくても、ふとした瞬間やなにか悩んだりしたときに『あの人だったらこんなときに何て言ってくれるだろう?』って思い返すことがある。生きていく上で大切な瞬間に思い出すひとっていうのは、実際に一緒には居なくても、一緒に生きている……と言っていいような気がするんですよね」。
 「恋は終わらないずっと」は、NHKドラマ10『はつ恋』の主題歌として書き下ろされた楽曲だが、前作『SOULQUEST』の制作が終わった時点で、本人いわく「次は“恋の歌”を唄いたいなあと漠然と思っていた」とのこと。『SOUL QUEST』には、東日本大震災復興応援メッセージソングになった「明日へ」や、デイヴィッド・フォスターがプロデュースにあたったバラード「LIFE IN HARMONY」といった曲が収録されているが、そのほとんどが人間愛に通じる壮大なテーマを軸にしたもの。MISIAが久々に男女の恋愛の機微を歌った本作は、ファンにとってもずいぶんと新鮮に映ることだろう。
 楽曲はたゆとうようなグルーヴがしっとりと心地よい、ミディアム・テンポのナンバー。特に、60’sや70’sのソウル・マナーにのっとったストリングスやホルンのアレンジは、“オトナのはつ恋”に寄り添うような温かさがある。そんな、どこかノスタルジックなグルーヴの上で「終わらないはつ恋」を唄うMISIAの歌声もまた、情熱を内に秘めながらもとことん優しく、エレガントだ。
 はつ恋は終わらない。自分がそのひとのことを思い続けているかぎり。願わくば、大切な誰かを思い浮かべながら、その恋の余韻とともにゆったりと聴いてほしい1曲。さまざまな恋の試練を乗り越えてきた、「おとな」の心の琴線を静かにかき鳴らす、MISIAの新たなラブソングの誕生だ。

COMMENT

MISIAインタビュー
「初恋」をテーマにした書下ろし詩集「はつ恋歌」について

 私の場合、歌詞もすべてポエムが基本になっていて、「歌詞は歌詞、ポエムはポエム」というふうに分けて書くことはないですね。これまでずっとノートと鉛筆……HBの鉛筆じゃなきゃダメなんですけど(笑)、ノートに2~3行の詩をずっと書き続けていて。
歌詞の場合はいつも曲が出来上がってから、その曲を聴いてわいてきたイメージをもとに作詞をしていくんですが、そのイメージとリンクするポエムをノートから選びとっていくんです。2、3行の歌詞をコラージュしながら、ひとつの歌詞をつくりあげていく感じでしょうか。
 ノートの中には、「いつか登場させたい」と思っていたフレーズがたくさんあったんですけど、今回、プロデューサーから「詩集ってどうかな?」っていう提案を受けたときに、「実はたくさんストックがあるんです、ぜひ!」って(笑)。
 だから今回の詩集は、たくさんのコドモたちに陽の目を見せてあげた感じですかね。この詩集は初恋のイメージでピックアップしたので、まだまだたくさん可愛いコドモたちがいるんですけれど(笑)。
 ノートに詩を書き始めたのは12歳ぐらいだったかな……デビュー当時から、歌詞はそのノートをベースにして書いています。デビューから15年経って冊数もずいぶん増えて、もう棚の端から端まで詩を書いたノートで埋まっていますね。今回の詩集には、ここ5年ぐらいのノートから選んだ詩を集めていますけれど。
 街なかでいい詩を思いついたときは、さすがに携帯に保存するんですけど、自宅に帰ってきてからはやっぱり鉛筆でノートに残します。機械を通すより、カラダと直接繋がっているもので残すほうが作品に命が吹き込まれる実感があって。
 アタマに浮かんだイメージっていうのは、例えてみると紐の切れ端のような感じ。それを鉛筆で書くことによってぐっと引き寄せることができるんです。