MUSIC

MISIAの森 -Forest Covers-
iTunes
1. Smile by Charlie Chaplin
2. Heal The World by Michael Jackson
3. The Rose by Bette Midler
4. What A Wonderful World by Louis Armstrong
5. Ribbon In The Sky (Japanese Version) by Stevie Wonder
6. Mercy Mercy Me (The Ecology) by Marvin Gaye
7. This Christmas by Donny Hathaway
8. White Christmas by Bing Crosby
9. Can't Take My Eyes Off Of You by Boys Town Gang
10. 大きな愛の木の下で
Winter Cover ALBUM

MISIAの森 -Forest Covers-

BVCL-292 / 2011.12.14 /¥3,086(税込)

MISIAの森 -Forest Covers- 特設サイト

Smile(映画「Friends もののけ島のナキ」主題歌) What A Wonderful World (SECOM CMイメージソング) 大きな愛の木の下で(ハウス食品「北海道シチュー」CMイメージソング)

LINER NOTES

誰もが想像だにできなかった経験と感情を呼び起こされた2011年。激動の1年の区切りとなる12月に、 MISIAがキャリア初となるカヴァーアルバム『MISIAの森 -Forest Covers-』をリリースする。今作を制作することになった 経緯を「ごく自然な流れ」と語ったMISIA。昨年行ったライヴハウスツアーやアジアツアーでも歌ってきた 『Can't Take My Eyes Off Of You』のカヴァーに続き、映画『friends もののけ島のナキ』主題歌としてチャーリー・チャップリンの名曲 『Smile』を歌ってほしい、という依頼が舞い込む機会が重なるごとに、 “カヴァーアルバム”という形が浮かび上 がるようになっていったようだ。その想いを形にすべきと、背中を押したのは3月の東日本大震災だった。MISIA自身が過去からの 贈り物である名曲たちに励まされたことを契機に、歌い継ぐことの大切さを強く意識したという。『MISIAの森 -Forest Covers- 』の収録曲の多くが珠玉のソウルミュージックであることから、一見、彼女のルーツを探る作品にも映る。しかし、「もちろん 、私自身が影響を受けたアーティスト達の楽曲です。けれど、何より選曲で重点を置いたのは、今の時代に伝えたいと思った言葉、 メッセージを持っている楽曲であるということでした。」と彼女は言う。

 そんな想いからリストアップされたのは100曲以上。さらに、歌いながら確かめ50曲程度に絞り込んでいったという。 それだけでも大変な作業だろうが、歌詞に使われる言葉遣いはもちろん、曲が生まれた時代背景に至るまでつぶさに調べ上げ 厳選に厳選を重ねた。かといって、決して小難しい作品になっていない。ベトナム戦争を嘆いた『What A Wonderful World 』をはじめ、環境問題をいち早く取り上げ、呼びかけたマーヴィン・ゲイ『Mercy Mercy Me』など、重厚なテーマやメッセ ージを綴ったものも少なくないが、影が色濃いからこそ、光もより強く輝きを放つものだ。MISIAもきっと、楽曲に潜む大 きな希望の種を皮膚感覚で強く感じたのかもしれない。

 また、かねてより慈善活動などを積極的に行ってきた彼女は、その行いが広く認められ昨年3月に国連より生物 多様性条約第10回締約国会議(COP10)の名誉大使の任をあずかることになり、現在も精力的に活動している。タイト ルである『MISIAの森』も、実際に石川県津幡町にある森林公園内にある森で、MISIAは森と森の保全活動を舞台に生 物多様性のメッセージを発信する活動をしている。その名がついたこのアルバムには、そんな生物多様性へのメッセ ージもまた込められている。詳しくはMISIA自身が語る各曲コメントを参照にしていただきたいが、『今の時代に森 からのメッセージを感じることは、私たちの心においても、未来においても大切なものを再確認出来ることになると 思います。』そう彼女は言う。

 そんな必然とも、偶然ともつかない大小の事実が積み重なって完成した『MISIAの森 -Forest Covers-』は、 結果的に幅広く、懐深い作品となった。 そしてなにより、言葉の力を持つ希代の名曲を実に巧みに、そして繊細 に歌い分けるMISIAのシンガーとして力量に改めて圧倒される。また、その歌声を柔らかく彩るサウンドも心地よ く、1つのアルバム、1つのクリスマスギフトとして心から楽しめる。今回のカヴァーを通じて「多くを学んだ」 と語ったMISIA。過去を振り返り、慈しみながら歌った『MISIAの森 -Forest Covers-』には、アーティストとして さらなる広がりを見せ始めたMISIAの今、そして未来までもが詰まっている。

(橘川有子)

COMMENT

「Smile」制作秘話 from MISIA

『Smile』は、チャーリー・チャップリンの映画『Modern Times』の中にかかる曲で、チャップリン作曲です。チャップリンの作品は、小さな頃から大好きで、今でもDVDはすべて持っているくらい。後に『Smile』のメロディに歌詞が付きナット・キング・コールが歌い、歌も有名になりました。前回のツアーのとき、ちょうどナット・キング・コールの曲をサンプリングして、JPと一緒に歌っていたりしたんですね。その後、デイヴィッド・フォスターさんのライヴで、娘のナタリーさんとお会いしたりして……。その直後にこの主題歌の話しをいただいたので、すごい巡り合わせだなって、ビックリしました。

 チャップリンは苦境の中に生きていながら、それでも笑顔というものを通して、社会的なメッセージを伝えてきた人じゃないですか。その人が作った『Smile』というメロディを、深い部分できちんと理解して作られた歌詞だと思うんです。今回、私が歌うことになって、あらためてしっかりとこのメロディ、そして歌詞と向き合いました。

 この楽曲を制作していく過程で、『子どもの声を入れたらどうだろう?』という話があったんです。凄く素敵な話だと思いました。そして、もし歌ってもらえるなら、東日本の子どもたちに歌ってほしいなと思い、それで現地のイベンターさんに協力してもらい、仙台の3つの合唱団に参加してもらったんです。中には、実際に家が流されてしまったり、自衛隊に救助された子がいたりして。「気持ちが落ち込む子もいたけど、今日こうして歌えることを楽しみに頑張ってきました」という先生の言葉に、一緒に歌うことができて心から良かったと思いました。

 実際の歌入れのとき、みんな最初は緊張してたんですけど、歌っていくうちに徐々に笑顔になっていって。本当にスマイルになれる曲になったのが嬉しかった。この『smile』は、笑顔って素敵なことなんだよ、っていうことを伝えるだけじゃなくて、歌うことで自然と笑顔になってしまう、そういう力もある曲なんだな〜ってあらためて感じました。皆とっても一生懸命歌ってくれました。素晴らしい歌声です。きっと聴いた人の心に勇気と力をくれると思います。

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